2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「二重社会」の視点から内山節さんの著作を読む

「二重社会」ないしは「社会の二層性」という視点から、内山節さんの著作を読み直してみたいと思います。これは、二重社会論・社会の二層性論を明確にするための作業でもあります。 その前に、「二重社会」ないしは「社会の二層性」という視点について、ここ…

内山節『怯えの時代』を読む

内山節『怯えの時代』新潮社(新潮選書)2009年2月20日発行 Isbn:9784106036293 内山節さんは、私が現在もっとも関心を寄せている哲学者です。東京と群馬の上野村という山村の「二重生活」をしながら書かれた、『「里」という思想』(新潮社、2005年)、『…

「卵と壁」と社会の二層性

話題となっていた村上春樹さんのエルサレム賞受賞講演について書こうと思っていながら、つい忙しさにかまけて時期を逸し、書きそびれてしまったなと思っていたら、きょうの毎日新聞の夕刊とサイトに講演の英文と日本語訳(夕刊は日本語訳だけですが)の前半…