2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「疎外論」の落とし穴について

黄色い犬さん、養田さん、macbethさん、コメントありがとう。3人のコメント、とりわけmacbethさんのコメントを読んで、「感情労働とキレる客」以降の3回エントリの議論では、「疎外論」のもつ落とし穴について充分に留意をした書きかたになっていなかったか…

セネット『人格の腐食』あるいはネオリベラリズムによる「経験の喪失」

リチャード・セネットは、『それでも新資本主義についていくか』(ダイヤモンド社、1999年、原著は1998年刊行のThe Corrosion of Character,つまり『人格の腐食』というタイトルです)のなかで、新資本主義(ネオリベラリズム時代のグローバル化した市場原…