「『社会の二層性』あるいは『二重社会』という視点」をアップしました

 いつのまにか5月ですね。いま、真正性の水準の帰結である「二重社会」という視点の意義について、1冊の本を書いています。論文を集めたような学術書ではないのですが、少しでも学術的な部分を含んだ本を書くとなると、たとえば、これまで似たようなことを述べている研究との類似点と相違点や、共同体や過去のロマン化ではないか等の想定される批判への防御、用いている概念の厳密化など、ようするに誤解されないような手続きを経なければならず、そのために、書いていても論がストレートに進まず、多少まどろっこしい思いをしています。
 私の「二重社会」論についての最新の論考「『社会の二層性』あるいは『二重社会』という視点」を「小田亮の研究ホームページ」にアップしました。上で触れた本の「序論」の内容の一部を、4月24日に京都大学で開かれた、京都人類学研究会の例会で講演したときの原稿です。

http://www2.ttcn.ne.jp/~oda.makoto/nijuusyakai.html

 では、お知らせまで。