2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「報復の代行」としての死刑?、そして感情――報復権は死刑の根拠たりうるか(3)

Skyhookさん、悲しみの聖母さん、コメントありがとう。 Skyhookさんのおっしゃるとおり、駒村さんは、「死刑は、国家が、報復権を本人になりかわり、適正かつ安全に代行する制度であるといえよう」「『報復の代行』という説明以外に、国家による暴力の独占を…

自然状態というフィクション――報復権は死刑の根拠たりうるか(2)

前回、死刑制度の話を「ちょっと時期遅れの話題」として書きましたが、あとで『論座』2008年3月号でも、「死刑論議の病理」という特集が載っていることを知りました。井上達夫さんとか浜井浩一さん、芹沢一也さんなどが論文を寄せています。つまり、少しも時…

報復権は死刑存続の根拠たりうるか――ちょっと時期遅れの話題

1月21日のエントリーで、「そろそろブログを書いておかないと、1月のエントリーはゼロってことにもなりかねないので」と書きましたが、やっぱり1月のエントリーはそれだけで終わり、もう2月も中頃になりました。きのうで4日間の大学の独自入試の業務も終…